八木喜平歌集出版トークイベント

八木喜平歌集出版を記念して、豊橋の「本の豊川堂」でトークイベントを開催しました。八木喜平の娘婿の大谷将夫さん、歌集の挿絵を担当した染織家の中村美喜子さん、愛知大学元教授の別所興一さんを迎え、中日新聞文化芸能部デスクの中村陽子さんを司会に、「杉浦明平と昭和の渥美・豊橋」をテーマに語りました。そのときの模様をユーチューブで公開します。

ナナルイとして発行したこの本を、少ない数ですがトランスビューさんを経由して全国の本屋さんに納品しました。まずは、『八木喜平歌集タテイトヨコイト』を本屋さんが注文してくれるように、A4サイズのチラシを作成します。それぞれの出版社が作成したチラシを冊子にして、トランスビューさんが全国の本屋さんに向けて発送します。月に一度、有志が集まり、チラシを袋に詰める作業をするのですが、そこに参加していた新聞社の出版広告をしている方が、作家杉浦明平さんのファンだったことから、今回のイベントが実現しました。

チラシを見て、トランスビューさんに置いてある本を手にとり、こんなことを思ってくれたそうです。地元の愛知県東三河の本屋さんと地元の新聞社とで、地域の本として紹介するイベントをしたら面白くなるのではないか、と。

一冊の本からあらゆる縁が繋がり、ナナルイにとっては宝物みたいなイベントが実現しました。八木喜平という無名のアララギ歌人の歌集を手にとって読んで下さった方のおかげで、イベントの最後に、参加者の方からギフトのようなお言葉をいただきました。愛知県渥美半島の郷土が誇る作家、杉浦明平さんのお宅に取材に行った折に、明平さんは八木喜平についてこう語っていたと、教えてくださったのです。

「思想とか、そんなんじゃない。ぼくは八木喜平という存在と共鳴していた」

八木喜平歌集を発行したことで、亡くなってから40年以上も経った祖父の存在を会場で感じとることができました。

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