豊橋市まちなか図書館

豊橋市まちなか図書館で、金川晋吾写真集『長い間』のパネルやプリントを展示

2024年のナナルイは、豊橋市まちなか図書館さんでの展示とイベントから始まった。

愛知県の奥三河で生まれて育ち、豊橋と言えば映画館に出かけたり、デパートで買い物をしたり、母とは喫茶店で厚切りトーストを食べるのを楽しみにわざわざ出かけた都会だった。

あのころの豊橋には、西武と丸栄とダイエーと名豊ビルとパセオがあった。それらのビルはひとつも残っておらず、跡地にはホテルとマンションとそして豊橋市まちなか図書館が入っている複合施設emキャンパスが建っている。

https://www.em-campus.jp/

豊橋市まちなか図書館にはびっくりした。とにかく中高生がたくさん集う図書館である。これはとてもいいことだと思う。地域資料のアーカイブ化に秀でている豊橋市立中央図書館は残したままで、駅近に若者が入りやすい図書館を建設した豊橋駅前には未来を感じる。図書館内で、若者は試験勉強や受験勉強ばかりしているという声も聞くけれど、味気ない場所や、有料である場所で勉強をさせるより、お金をかけずに本に囲まれた場所で勉強ができるなんて素晴らしいと思う。

VOCA賞受賞した大東忍さんの木炭画を展示

展示作業や、撤収作業を行っていた際も、共通テストシーズンとあって、夜遅くまで若者は勉強していた。ふと、考えた。ナナルイの本を手に取って読んでもらえなくとも、絵や写真や漫画が展示してあれば、チラ見であっても、その作品に触れてもらえることになる。ナナルイは図書館分類法の7類から名付けた名前であり、図書館の7類には芸術の本が並んでいる。その図書館に作品を展示できたことに、ナナルイとしての意義がある。

松元悠さんの漫画の原画

図書館という場所のあり方は、これからもどんどん変わって行くと思う。

まちなか図書館の種田館長と対談

いろいろなご縁と、まちなか図書館の種田館長が、図書館と出版社とのつながりを大事に考えてくださる方だったことから、館長とナナルイの対談イベントが実現したのだった。

まちなか図書館が入っているこの場所は、かつて名豊ビルという商業施設が建っていて、そのビルの中には名豊ミュージックというレコード屋が入っていた。あの当時、わたしは本よりもレコードが文化の中心だった。何度も通った。その場所にふしぎなご縁で戻ってきた。

ナナルイの本がいろいろな場所に連れて行ってくれる。

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