メカラウロコ「鮭らは海から川へーフェミニズムの波を漂うー」

メカラウロコさんの個展をずっと楽しみにしていました。昨年11月に食事会に招待した時は、ゲンロン主催の新芸術校で学ばれた方も数名いらしていて、一緒に美味しいお酒をたくさん飲みました。メカラさんは第6期生。ナナルイの鈴木薫は第1期生。たしか、その夜にみなさんの前で、「出版社をつくりたい!」と鈴木薫が言い出しました。そしてメカラさんは4月に個展をやります!と教えてくださいました。それから5ヶ月。ナナルイにとってもいろいろあったこの期間に、メカラさんはこの個展の作品をひとつひとつ完成させていたんだな、と個人的にとても感慨深いものがありました。

メカラさんの個展では、2021年の新芸術校成果展で前編のみ公開された「鮭女房」に後編が追加され、ついに全編を通して鑑賞できるようになりました。川から出てきて地上で生活をはじめる鮭女房の物語。鮭女房はそこで出会う人間との関わりよって、疑うことのなかった幸福のイメージが揺らぎはじめます。

昼と夜の移り変わる時間、逢魔時(おうまがとき)にぜひ訪れて欲しい展覧会です。ぐるぐるまわる鮭たちと一緒にぐるぐると考えを巡らせることになるでしょう。

メカラさん、個展開催おめでとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA