工芸とナナルイ
ナナルイはこれから、芸術の本を出版していきたいと考えています。ナナルイの名前の由来は図書館の分類法。図書館に行くと0類から9類まで本が分類されていて、7類(ナナルイ)は芸術の本です。さらに7類の棚をよくみると、彫刻、絵画、版画、写真、工芸、音楽、演劇、スポーツ、諸芸と、大きく9つに分けられています。工芸についての本もいつかナナルイで出版したいです。
今回は本ではなく、工芸の製品を販売できるようになりました。湯島アートさん制作のブックカバーです。
湯島アートの伝統工芸士、一色清さんは、襖紙の意匠をデザインし、新たな加飾紙を開発されています。「木版」「金銀箔砂子」「雲母刷毛引き」などの手仕事から、シルクスクリーン印刷まで幅広く制作され、現代の暮らしに合わせた製品を作り出しています。ぜひ湯島アートさんのホームページをご覧になってください。https://yushima-art.co.jp
ナナルイで装丁などをお願いしているデザイナーのN Nakaharaさん。彼女が湯島アートさんとコラボレーションを行ったとき、わたしはその作品に一目惚れしました。その後、彼女が湯島アートさんとナナルイとの縁を繋いでくださいました。N Nakaharaさんが運営しているホームページのリンクも貼っておきます。https://cocomaru.myportfolio.com/work
湯島アートさんのブックカバーで使う紙はもともと襖紙として制作されたものです。手にとってみると、その丈夫さを実感します。
ナナルイが工芸についての本を出版できたとき、湯島アートさん制作のブックカバーにその本が包まれている未来を想像しています。素晴らしいブックカバーに出会えました。みなさまのお手元にもぜひお届けしたいです。
ナナルイkodama