弓指寛治マジック・マンチュリアについて
「マジック・マンチュリア」は現代美術家・弓指寛治が満蒙開拓をテーマに進める絵画プロジェクトです。満蒙開拓は、満州事変以後、中国東北地方で行われた日本人の農業移民政策です。満州国に多くの日本人を配置することで、治安維持と民族協和の国づくりを期待しました。
2021年1月の「導入」(銀座・蔦屋書店)では、満蒙開拓移民の指導者・加藤完治にフォーカス。加藤の設立した農業実践学園、そこでの農業体験を手がかりに表現しました。今回のvol.1では、張作霖爆殺事件にスポットを当てています。満州移民の父といわれ、爆殺の実行者とされる東宮鐡男に迫ります。
東宮鐡男と張作霖の年表、用語解説などをまとめたポスター新聞がナナルイから発行されています。